スキャンダルイブのあらすじと結末|芸能界の闇を暴く

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ABEMAオリジナルドラマ『スキャンダルイヴ』芸能界の裏側でどうやってスキャンダルが作られ、どう利用されるのか?スキャンダルの火消しやスクープ合戦だけでは終わらず、芸能界の構造そのものへ切り込んでいく様子が描かれたタイムリミット・サスペンス。

これはネットリテラシーのゆるい日本社会への警鐘とも言えます。

このドラマは、芸能界のリアルな裏側をフィクションとして大胆に描き、業界関係者からも高い評価を得た作品です。この記事ではキャストとあらすじ、また感想と考察を紹介します。ネタバレを避けたい方は視聴をおすすめします!(ABEMAで全話無料配信中、Netflixでも視聴可能)

キャスト相関図

  • 井岡咲(柴咲コウ)芸能事務所”Rafale”代表取締役社長
  • 平田奏(川口春奈)週刊文潮記者
  • 明石隆之(横山裕)
    大手芸能事務所”KODAMAプロダクション”俳優事業部 本部長
  • 野口理(入江甚儀)”JBSテレビ”プロデューサー 
  • 五十嵐哲也(梶原善)”JBSテレビ” 部長
  • 児玉茂(柄本明)
    芸能事務所”KODAMAプロダクション”会長
  • 児玉蓉子(鈴木保奈美)
    大手芸能事務所”KODAMAプロダクション”社長
  • 橋本正剛(ユースケ・サンタマリア)
    芸能週刊誌”週刊文潮”編集長
     

あらすじ

大手事務所から独立して4年、看板俳優Fを悲願の地上波ドラマ主演にこぎつけた事務所“Rafale”の代表・井岡咲(柴咲コウ)。

そんな矢先、井岡の耳に飛び込んできたのは、その看板俳優Fの「”不倫スキャンダル”が掲載される」という週刊誌からの告知であった。

記事の執筆者は平田奏(川口春奈)。数多の芸能人のスキャンダルを白日の下に晒してきたあの週刊文潮の記者である。

記事発売まで、あと72時間。
スキャンダルの掲載を巡り、事務所と週刊誌の熾烈な争いが火蓋を切る。
そして、スキャンダルの裏側に隠された新事実は、彼らをより芸能界の深い闇へと引き摺り込んでいく――。

誰かの思惑一つで姿を変える事実、そして次々と明らかになっていく新たな真実。
芸能スキャンダルの裏側で蠢く思惑は彼女らを一体どこへ導いていくのか。

第1話 芸能事務所VS週刊誌

大手芸能事務所から独立して4年、ようやく看板俳優・藤原玖生(浅香航大)を地上波ドラマ主演に抜擢した事務所「Rafale」の社長・井岡咲。

そんな矢先、週刊文潮から藤原の「不倫スキャンダル」記事掲載の告知が届く。執筆者は、数々の芸能スキャンダルを暴いてきた敏腕記者・平田奏。記事発売まで残り72時間。咲は必死に火消しに奔走し、事務所と週刊誌の熾烈な攻防が始まる。

第2話 賠償金額3億円

咲の事務所は、藤原のスキャンダル対応に追われる中、新たな事実として「所属タレントが未成年と飲酒していた」疑惑が浮上。多額の賠償請求とドラマ降板の危機に陥る。咲たちは逆転の一手を模索する。一方、奏は独自取材を進め、スキャンダルの裏側に隠された大手事務所の関与を疑い始める。

第3話 隠蔽されたスキャンダル

賠償請求と降板の危機を免れ、安堵する咲たち。しかしその裏で、大手事務所・KODAMAプロダクションの会長・児玉茂(柄本明)がテレビ局に働きかけていたことが判明。

奏はさらに取材を深め、大手事務所によって隠蔽されていた新たなスキャンダルの存在に辿り着く。芸能界の権力構造が徐々に明らかになる。

第4報 被害女性A子

大手事務所・KODAMAの看板俳優・麻生秀人(鈴木一真)に性加害疑惑が浮上。咲と奏がそれぞれ真相を追う中、被害者が奏の実の妹・平田莉子(茅島みずき)であるという衝撃の事実が発覚。

莉子が受けた被害の詳細が明らかになり、物語は芸能界の性搾取や隠蔽体質へと深く切り込んでいく。

第5報 スイートルーム

麻生秀人の性加害事件の詳細が描かれ、莉子がパーティ招待をきっかけに地獄のような体験をした「その夜」の真相が語られる。

奏は妹の被害に直面し、咲も芸能界の闇に改めて向き合う。業界の沈黙のシステムや搾取構造が露わになり、ふたりはさらに深い闇に引きずり込まれる。

第6報(最終話) ゆがめられた真実

歪められてきた真実に対し、咲と奏が最後の勝負に挑む。芸能界の「沈黙のシステム」に終止符を打つべく、莉子の訴えを世に出そうとするが、再びKODAMA社長・児玉蓉子(鈴木保奈美)が立ちはだかる。

スキャンダルの裏側に隠された全ての思惑が明らかになり、ふたりが選ぶ一手で物語は結末を迎える。

考察と感想

ABEMAのオリジナルドラマということですが一番初めに気になったのは、いつこの企画が持ち上がったのか?ということです。

相次ぐ芸能界のスキャンダルで2025年も大物俳優の不倫やコンプラ違反で活動休止などの報道が多かったですが、大きな話題になったのは永野芽衣と田中圭の不倫騒動です。

2025年4月24日、週刊文春による報道で拡散されました。Xツイッターで『スキャンダルイヴ』の情報が解禁されたのが9月4日。この間、4か月です。

もし二人のスキャンダルが発覚してから企画が持ち上がったのであれば制作側にしてみれば絶好のネタになったでしょうし、すぐにテーマに取り入れる貪欲さがエグいと思ったのです。なんでもネタにするんだなと。

ただ、ドラマの制作には少なくても6か月以上とされています。なのでそれは考えにくい。

だとすると、制作陣にとって二人のスキャンダルは絶好の起爆剤になったかも?これ以上にリアルな宣材ってありますか。もっと言えば「起爆剤」どころか、むしろ「予言書」のような存在になったわけです。

『スキャンダルイヴ』のCMを見て永野芽衣と田中圭の不倫を思い浮かべた人は少なくないでしょう。

いろんなメディアで「芸能界のタブーに切り込む」なんていうキャッチコピーが使われていますが、昨今の芸能界を見ていると、もはや不倫報道やコンプラ違反報道はタブーでも何でもなく、なんなら日常茶飯事なのでは?ていう感じ。毎月のようにヘッドラインを飾るニュースが溢れかえっています。

結局は『スキャンダルイヴ』はただのスキャンダル再現劇じゃなく、「なぜ私たちはこれをエンタメとして消費してしまうのか?」というメタ的な問いを投げかけている気がします。

11月19日の配信が始まれば、きっとX上でまた新たな「考察バトル」が勃発するはず。多くの不倫報道が「絶好の宣材」だったように、このドラマ自体が、次のスキャンダルの「予兆」になるのかもしれません。

芸能界にいる以上、全てが「エンタメ」として取り扱われるという、冷徹な現実。そして視聴者である私たちもその一員、また嫌でも耳に入ってくる情報をどう受け止めるか、ネットリテラシーの低い日本人に警鐘を鳴らす作品・・・?

最終話まで配信されました。観ていて「いつ当事者になるかもしれない俳優さんたちが演技してる」というのが、滑稽に感じました。

もしかしたら、明日のネットニュースで”スキャンダルイヴ”出演の俳優○○がガチ不倫!!!ドラマが実はリアルだった!!!なんて見出しの報道が出てもおかしくない世界です。

それも含めてのエンタメということなのでしょう。

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