BE:FIRST新曲Masterplan”マスタープラン”考察 世界を狙う!

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SKY-HI(スカイハイ)さんが率いる音楽事務所『BMSG』の創業と同時に行ったオーディション番組「THE FIRST」から生まれた7人組グループBE:FIRST(ビーファースト)

デビューからたった2年4か月という速さで東京ドーム公演を果しました。2023年にリリースした「Mainstream(メインストリーム)」が主要音楽チャート 116 冠達成するなど、数々の金字塔を打ち立ててきましたが、ついに世界に飛び出す時が来ました!

今回は2024年4月22日にリリースされたMasterplan”マスタープラン”がどんな楽曲なのかを細かく分析して世界に向かう彼らを応援をしたいと思います。

BE:FIRST新曲Masterplan”マスタープラン”考察

「明らかな日本主張をし過ぎない事こそがBE:FIRSTのやるべき音楽の形」と最年少メンバーのリョウヘイ君は言います。

またシュント君は「Boon Boon Back」「Mainstream」でつなげてきた音のなり方に和物のテイストを少し加えたようなイメージで、ここから本格的に世界に向けて進出していく上でのクリエイティブがしっかりできた曲と感じている、と。

そんなMasterplan”マスタープラン”を私なりの解釈で分析しました。

歌詞(リリック)音源、歌唱を分析

和×ドリル(ダークで悪めな治安悪そうなヒップホップのジャンルの1つ)のコラボレーションで、イントロから和楽器を使っていて和のテイストが満載な楽曲、という印象です。

デビュー曲の「Gifted.」の時のようにドリルから始まります。ここぞという時は「ドリル」なのですね。「来るぞ、来るぞ!」という得体のしれない緊張感と期待が入り混じったイントロ。

歌詞に「最高傑作なことが最低条件だった」とありますが、「THE FIRST」の最終オーディションで決まったメンバーに対して「君たちがトップをひた走り続けることが最低条件です」と言ったSKY-HIさんの言葉が思い浮かびました。この理念がスタート時点から変わらないでいたことが感慨深いです。

「ドリル」がベースにあって、そこにソウタ君の低音が重ねられていてずっと攻めてくる印象ですが、間奏では音数を極限まで減らして逆に引いてくる感じがめっちゃ怖いですね。攻めと引きのバランスが絶妙です。

歌唱に関しては、またこのMasterplan”マスタープラン”でメンバーの歌唱に新しい色が加わった印象です。もともとBE:FIRSTはメンバー全員の個性がそれぞれ強く現れていて歌も然りなのですが、その7色の声だけではなく、1人がいくつもの歌い方、歌声を持っているので7×未知数です。

シングルを出すたびに成長が見えるところもすごいです。特に最近のレオ君に関してはまるで声帯が解放されたかのような伸びのある声と、そこに深みと凄みとしゃくりが加わってデビュー当初と比べるとものすごい成長を感じました。

最年少ながら素晴らしい低音の持ち主のリョウヘイ君の歌い方は、和楽器のようなベースに乗せて「和」のテイストが色濃く表現されていてながらも、明らかな日本主張をし過ぎないというニュアンスを絶妙に表現していました。

また、リョウキ君もかなり特徴のある歌い方をします。それが耳につく、耳障り、と言ったような評価をする人も少なくなかったと思います。しかし、役者でもあるリョウキ君の表現力はずば抜けていますし、目が離せないのも確かです。

2024年3月11日にリリースされた「Gifted. -Orchestra ver.-」では2021年11月3日にリリースされたデビュー曲「Gifted.」のオーケストラバージョンを聴いたとき、一番驚き、感動したのはリョウキ君の歌声でした。

デビュー当時はくせが強すぎて聞きづらい、とまで思っていたリョウキ君のサビ前のパートがどんな風に歌われたと思いますか?見事にセーブされた力強さと、高音の素晴らしい伸びに驚愕しました(大げさではなく)

そんなリョウキ君ですが今回のMasterplan”マスタープラン”ではますますラップに磨きがかかり、圧倒的なパワーがさく裂していて流石すぎました。高速ラップの音の譜割りが細かすぎてまるでリズムが見えているかのような歌い方がカッコいい!

高音が美しいジュノン君は、今回は高音でありながら太さもアタックもフェイクも加わって力強さがましていました。高音も低音も歌い分ける事ができるシュント君の高音域はさらに密度が細かく研ぎ澄まされており、ジュノン君もシュント君も高音域が裏声でなく地声の響きを保ちながら、しかもこれを踊りながらやってしまえるのです。

メイキングでシュント君は「フック(サビ)の振りとかがひどすぎる、やれないですからね、マイク持ってたら肝心なところが」と泣き言を言っていますが、とんでもございません。そんなそぶりはみじんもありませんでした(当然ですが)

デビュー当初から「口から音源」と言われてきたマナト君は、どの楽曲においても優等生的なピッチの安定が定評でそれプラス、グルーヴのある歌い方が魅力的ですが、Masterplan”マスタープラン”では男くささみたいなのが追加されてエッジボイスを使ったり声色の変化が凄くて、より魅力的でした。

また、「ドリル」というダークで不穏な治安やばめなヒップホップにソウタ君の低音の声色が重なって、Masterplan”マスタープラン”の曲調のベースになっています。

メンバー全員がそれぞれが課された役目を果たし、全員のヴォーカルが進化しすぎた楽曲となっています!

映画のようなミュージックビデオ

初見の感想はたった4分50秒のミュージックビデオですが、SF映画を1本観たようなボリュームがありました。ストーリーが見えるような作りに引き込まれました。「和」の雰囲気をどう表現するのかが見どころでしたが、「和」とSFのようなテイストのコラボレーションが絶妙。

冒頭のビルの映像は「アメリカ、イリノイ州 シカゴのジョン ハンコック センター」です。かなり狭い画角で下から撮っています。

最近見たドラマで「三体」というSFファンタジー作品がありますが、過去と現在と未来、地球外からの侵略やVRゲームなど様々な要素が入り混じった超大作なのですが、雰囲気が似ていて感動しました。

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MVがどこで撮影されたのか、話題になりますが制作は日本国内で行われていて、韓国に負けないくらいのド迫力がある映像になっています。CGゴリゴリでVSX、ライティング、不穏な雰囲気、すべてが抜かりない作りになっていました。

桜の木のラストサビのダンスの撮影に 4時間かかったそうです。

メンバー7人を象徴とするようなたくましい7本の枝を張った桜の木が、ジリジリと根を伸ばし地下から固い地も突き破って伸びていき幹を広げ見事に開花する。7人で地を叩き地響き起こし物凄い気迫で踊る姿が胸あつでした

SKY-HIさんがMVが配信された後Xで「逆だよ、逆」とポストしています。これについて様々な考察が飛び交っています。つまり、最終シーンにモニターに映し出された顔も名前も認識されていなかった彼らが世に出ていくこと自体が「Masterplan」だった、ということ?

SKY-HIさんがこのこと(会社立ち上げ、オーディション開催)を始めた時にはすでにこの「Masterplan」の構想ができあがっていたのだとしか考えられません。すべては「Masterplan」ありきのこれまでの4年間だった?

確かにオーディション番組「THE FIRST」以降ずっと観てきた中で、SKY-HIさんのやってきたビジネス戦略は恐ろしいほど頭脳的でえぐいものでした。 そうくるか!次もそうきたか!この先そうなるのか!と驚きの連続。天才としか言いようがありません。

だから、この構想あっての始まりだっと思えます。ということは、この先のビジョンの到達点もSKY-HIさんの中では出来上がっているはず。

そして、そのそのプランを段階を追って発信していくというスタイル。ここまでが「Masterplan”マスタープラン”」だとすると、次のプランは「アクションプラン」として具体的に戦略を展開していく、というこのになるのかと。

BE:FIRSTデビュー以降のランキング

「THE FIRST」というオーディション番組からずっと目が離せなかった7人組グループ「BE:FIRST」は従来の日本のボーイズグループとは一味も二味も変わったグループです。

いわゆる日本のアイドル的なグループでもなく、Kpopとも違う。独特の雰囲気を持った彼らの楽曲はどの曲も毎回10万枚以上を売り上げています。デビュー曲においては20万枚以上を売り上げました。

数々のランキングにおいて1位を取り、ビルボードジャパンではJAPAN HOT 100においてチャートインした全指標で1位を取り5冠を獲得、そして2022年度のレコード大賞では優秀作品賞を受賞しました。

Masterplan”マスタープラン” のひとつ前の4thシングルとなる「Mainstream(メインストリーム)」ではJAPAN HOT 100で1位、オリコンランキングでも2冠を受賞しました。2023年レコード大賞で2年連続で優秀作品賞を受賞しました。

国内だけでなく、世界1位なんてすごい!としか言いようがありません。

CDは2024年4月24日にリリース。
収録曲はMasterplanの他にメンバーのMANATOとJUNONが作曲、LEOが作詞に参加した「第102回全国高校サッカー選手権大会応援歌」の「Glorious」
「ONE PIECE CARD GAME×BE:FIRST COLLABORATION SONG」としてSHUNTOとRYUHEIが作詞に参加した「Set Sail」
BE:FIRST初となるソロ楽曲で、JUNONが作詞作曲にも参加した「Nova Flame 〜One of the BE:ST-01 JUNON〜」の全4曲が収録されます。

BE:FIRST新曲Masterplan”マスタープラン” 考察 世界を狙う!

SKY-HIさんは2024年4月15日(月)東京から発信することがBMSGらしいグローバリズム(地球規模で経済活動を展開する)につながる、と世界へ挑む新たなビジョン”TYOISM”トウキョウイズムを打ち出しましたが、その第1陣として投入されたのがBE:FIRSTの新曲「Masterplan”マスタープラン” 」

SKY-HIさんが自社ビルを持ったのも、これから世界に向けて先発隊としてBE:FIRSTやMAZZEL、そしてこれから生まれるガールズグループ、またBMSG所属アーティスト、トレーニーのための「実家」的な「我々の家はここ!」みたいに拠点となる場所を持つ必要性がありました。

世界を狙う為の基盤は整いました。楽曲はデビュー曲を手がけた音楽プロデューサーRyosuke“Dr.R”Sakai氏が担当。

Ryosuke“Dr.R”Sakaiの経歴
音楽プロデューサー・作曲家・作詞家・編曲家・ミックスエンジニア・歯科医師

幼少期よりクラシックピアノを習い、高校時代にロックに目覚めギタリストに転向。その後はブラックミュージックに深く傾倒しAKAI MPC2000 でのビートメイクに明け暮れる。

歯科大学在学中にクラブシーンにて活動し、独学で音楽制作のノウハウを会得。ポップミュージックはもとより、エレクトロ、カントリー、ハードコアロック、HipHop、RnB に至るまで音楽的バックグラウンドは広い。

中島美嘉、Crystal Kay、Ms.OOJA、ちゃんみな、Happiness、Flowerをはじめとして日本国内において150曲ほどのプロデュース/作詞作曲に関わり、総売り上げは350万枚以上を記録。

http://www.dr-r.net/profile.html

30代から海外を目指して飛び出していったSakaiさんだからこそ持ちうるノウハウや知識、海外でのマナーやアイデンティティを使って、日本の伝統的な文化をどう音に散りばめていくかがポイントだったのだとか。

10年間にわたり培ってきた音の引き算やミニマリズムと言った音の少なさで和を表現する方法や、日本の伝統的な楽器や和の旋律を取り入れるなどの手法を使うフェーズが来た、感慨深そうでした。

SKY-HIさんのビジョンとBE:FIRSTメンバーが持つビジョンが同じであることも大きな要素になっています。

社長というよりも同じアーティストとして音楽の話ができる、ということが大きなプラスになっていてそういったやり方ができるのは世界的に見ても多くないし、Masterplan”マスタープラン”の仕上がりを見てもテンション感はあれでいい、と納得した様子で語られていました。

和風ヒップホップ 歌もダンスも見どころがあり過ぎるくらい衝撃的でここが1つの転換期、世界に向けた楽曲なのだということが色濃く表現された「Masterplan”マスタープラン”」日本の音楽シーンの歴史が変わる瞬間を見届けましょう!

BE:FIRST新曲Masterplan”マスタープラン” 考察 世界を狙う!のまとめ

今回は2024年4月22日にリリースされたMasterplan”マスタープラン”がどんな楽曲なのか、歌詞、音源、歌唱、またMVの構成などについて細かく分析してみました。youtube配信開始から17時間たった時点で141万回再生されており、海外でもすでに注目を集めているようです。どこまで伸びていくのか、引き続き応援していきます。

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