PR――この記事にはプロモーションが含まれる場合があります。
小栗旬、ハン・ヒョジュ主演の恋愛ドラマ「匿名の恋人たち」シンプルに面白かった！
潔癖症と視線恐怖症の2人が恋愛なんてありえないですが、最初から二人がマッチングする伏線がありました。
この記事ではあらすじと感想、また原作についてまとめます。ラストの伏線がまた、続編があることは間違いないです。
原作はフランス映画「Les Emotifs Anonymes匿名レンアイ相談所」
原作は2011年に日本で開催されたフランス映画祭での上映作品です。内容はほぼ一緒でジャンルは恋愛コメディ。
主人公は小さなチョコレート工場を経営するジャン＝ルネと、その工場にセールス担当として採用されたアンジェリック。実は有能なチョコレート職人であったアンジェリックは、次第に職人としての才能を発揮し始め、傾きかけていたジャン＝ルネの工場は救われる。チョコレートへの愛という共通点を持つ二人は必然的に惹かれ合うが、もう一つの共通点が二人の恋愛の邪魔をする。
💡Les Emotifs Anonymes匿名レンアイ相談所」
日本語版のDVDが見つからなかったので、日本では公開されていない作品のようです。でもアマゾンの評価を見ると★★★★★なのでいい作品と言えます。どういう経緯でnetflixはこの作品に目を付けたのか、それが気になりますね。
キャスト相関図
藤原壮亮（小栗旬）
潔癖すぎる菓子メーカーの御曹司 。子どもの頃のトラウマで潔癖症になる
イ・ハナ（ハン・ヒョジュ）
視線恐怖症の天才ショコラティエ。 チョコレートに愛情を注ぐ、純粋な心の持ち主
寛（赤西仁）
不眠症のジャズバーのマスター。 完璧に見えるメロ男にも悩みが…
アイリーン（中村ゆり）
恋愛に臆病な心理カウンセラー。 「一度寝た男性とは二度寝ない」というポリシーを持つ
主題歌も1999年に韓国でリリースされたパク・へギョンの「告白」を日本語カバー。LE SSERAFIMのKIM CHAEWONをソロで起用し、瑞々しい歌声が本作の世界観を引きたてます。
あらすじ
天才ショコラティエの ハナ（ヒロイン） は、人の目を見られないという悩みを抱えており、表舞台には出ず“匿名”でチョコレートを作り続けてきました。
一方、製菓メーカーの御曹司 壮亮（そうすけ／藤原壮亮） は、潔癖すぎる性格のため “人に触れられない” という秘密を抱えています。
過去のトラウマや性格ゆえに、恋愛からは遠ざかってきた2人ですが、壮亮が人気チョコレートショップ「ル・ソベール」の新代表に就任したことで、ハナと同じ場所で関わることになります。
潔癖症の壮亮と視線恐怖症のハナなのに、なぜか2人はお互いに触れたり視線を合わせたりできるという特殊な関係性に気づき、お互いを練習台にしますがそのうちにお互いの気持ちに気が付き思いを伝えあいます。
感想と考察
潔癖症と視線恐怖症の2人がどうやって恋愛をするのかが気になっていましたが、原作がフランス映画「Les Emotifs Anonymes匿名レンアイ相談所」と知って「なるほどね」と思いました。
確かにいろいろとフランス映画っぽい展開です。「アメリ」が好きでよく観るフランス映画の1つですが、テイストがよく似ています。
「孤独を抱えた優しい人間たちが、静かに世界とつながっていく」という、フランス映画のエッセンスそのもの
なので、潔癖症と視線恐怖症がどうやって、なんてのはどうでもいいことでした。恋愛は派手ではなく“恐れを乗り越えるプロセス”として描かれていて、愛は“他者と向き合う勇気”だという静かなメッセージだと感じました。
現代の恋愛事情と重ねると深いメッセージ性があります。今の若者は、LINEやSNSでいつでも誰かとつながれる反面、“本当の自分”を見せることが怖いという人が多いですよね。
『アメリ』も『匿名レンアイ相談所』も、まさに「つながりたいのに怖い」「近づくほど自分が壊れそう」という心を描いていて、だからこそ、スマホ越しの恋愛に疲れた人たちに刺さるんです。
続編のテーマはBL?
そして、ラストの展開が興味深かったですね。続編の匂わせ的に坂口健太郎とソン・ジュンギを登場させました。2人が視線を交わす様子はまるで「BL」な関係に見えました。最近の流行がBLドラマなので、そっちに寄せたのかも？
多様性の時代だから、ありと言えばありなんですよね、「匿名レンアイ相談所」ですので、いろいろな恋愛の形をテーマにして展開していく予感がします。
netflixはシーズン1の成績が悪かったら、続編ありきの結末でも制作しないことがあります。これまでにもシーズンが打ち切りになった作品はいくつもあります。
坂口健太郎とソン・ジュンギの登場はファンにとってはワクワクする展開でしたが、視聴率が振るわなければただのカメオ出演で終わらせる可能性も…。大きな期待を持たせたので、ぜひ制作してほしいですね。
